花猫がゆく

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韓国覚え書き

韓国エッセイ

読書メモ

過去の日記

2004年1月〜2005年

5月某日
とりあえずブログ作ってみたけど、やっぱりあんまりブログというものの存在意義はわからんなあ。人の見てると公開日記のようなていがほとんどだが、本来は個人発ジャーナル、というものなんだろう?ブログって。わたしゃこのままのウェブサイトスタイルのほうが好きな気もするがなあ。とりあえずこっちへ。韓国ネタはますます減る模様。

2/22
にゃんにゃんにゃんで猫の日だとよ。
 世の趨勢に逆らえず、ブログ移行を考え中。どこのブログサイトがいいか迷ってます。どなたかお勧めあったら教えてください♪
 しかしどのブログサイトも混んでるね。夜は重い重い。これは読み手が多いのではなく、きっと数多の書き手が集中してるんだろうね。いまいちブログの存在意義がわからないんだけど、みんなエンジョイしてるのか?

1/1
正月休みでしばらく仕事を休んだら、頑固な顔アトピーがきれいに治った。組織ってつくづく体に合わない。仕事も会社も学校も。組織にいると病気になるんだよ。こんな人間、どうやって生きていけばいいのぉ〜。

12/18
大奥最終回、ダレずに最後のオチまでピシッと決めた。子供(特に息子)がいる女もいない女も、姑も嫁も独身女もホロリとさせる年増女向けのよくできたドラマだった。最後に女の絆で締めている点も好ましい。あのオチは60年代版・80年代版にはないオリジナルなのだろうか。

12/6
AERAに小倉キゾウはもと電通コピーライターとあった。やっぱりねえ〜。学者の広告業界化激しい。

12/4
夜中のテレビで「危険な関係」見た。途中から見たけど、なんか以前見たペー様主演の韓国映画「スキャンダル」によく似てるなあと思い、調べてみたらやっぱり原作は同じだった。ていうか「危険な関係」のリメイク? いずれにしろあまりいい話とは言い難いが、ラスト近くのグレン・クロースとジョン・マルコビッチの対決シーン(?)だけはとても見応えがあり、少しは深みのある話なのだとわかった。「スキャンダル」は不快なだけだったからなあ。今はアダム・クーパーが舞台でもやってるし、ドン・ファンものの定番ということなんだろう。

11/5
「上様は男狂いじゃ」との番宣を見て(家光の話だとすぐにわかった)、ちょっと面白そうだと思って見た、ドラマ「大奥」、めちゃめちゃ面白い!「つづく」が出るのを見て「えーっ!」と叫んだのは久し振り。フジはやっぱ、ドラマ作りが上手いね。NHKに見習わせたいわ。

11/4
お昼の番組で山田五郎が香田さんの事件について、「親御さんは本当にどんな気持ちかと思う。子供の名前に『生きる証し』とつけた親御さんの気持ちは」と言いながら声を詰まらせていた。それから「勝ち組になったらそれですべてよし、という風潮に日本がどんどんなりつつあるのはよくない」とも。山田五郎はマガジンハウス系文化人とは思えないほどいい人だ。一緒に出演していた井筒監督は、「みんなが思ってることはねぇ、目を背けたいんですよ。そりゃこんな陰惨なこと、目を背けたいですよ。みんな家族とか、自分の生活とかがあるわけですから」と言っていた。なるほど井筒監督は正直な人だ。
 こんなことになるのがわかっていたというのに、「助けてください」ではなく「すいませんでした」と静かに言っていたのが、なんとも切ない。間際まで英語で泣きわめいて命乞いをしていた韓国人とは対照的(かたやは仕事でイラクにいた、かたやは自由意思で旅行、という違いはあるものの。むろんどっちが立派、という問題ではない)。
 しかし日本でも「打ち首」なんちゅうて、同じようなことをしていた歴史はあったわけだ…。

9/20
夜中のドキュメンタリーにエレカシ宮本くんが出てた。途中から見たので詳細不明だけど、何やら「信じてた人に騙されて全財産スッカラカン」みたいなこと言いいながら、一人暮らしのマンションでスパゲッティ作って食べてた。レトルトのミートソースに「これだけじゃ淋しいから」って言ってゆで卵とミニトマト乗せてた。何だか昔の恋人に会った気持ちw。合唱団もカムアウトしてるのな。いつからこんなに憑かれたように喋るようになったのか。「やっぱ売れたいねー」って言ってもあんたそりゃ。
 レコーディング風景映ってたけど、あんなにメンバーに厳しく言ってるんだ。「このスットコドッコイ」って。
 しかしこの人のこの軋轢感、摩擦感だけは、やっぱ愛すべし。心の友だ(実際には絶対に仲良くなれないタイプだけど)。部屋に太宰治の全集があった。今一番共感してるのは森鴎外、らしい…(やっぱ仲良くなれんわ)。町田町蔵に続いて作家にでもなるつもりだろうか。
 レコード会社クビになった頃のインタビューで「この人だけは何も言わなくてもわかってくれる」と思ってた女に別れられたと語っていたが、まだ独身なのか!しかし37歳。若い!私が知ってる大昔と全然変わらん。独身でいるとこんなに老けないものなのかねえ。

8/31
週間朝日の岩切徹やっぱりおもろい。軍服を着た反町隆史の顔が魚のスズキに似てるとか、言いたい放題。森山良子の「さとうきび畑」のもったいぶった歌い方、泣きの入った自己愛がイヤだ、とは激しく同意。ほんとその通り。以前ラジオで聞いたちあきなおみの「さとうきび畑」は淡々と静かに悲しんでいて、もっとずっと良かったぞ。森山良子のは下品だ。

8/28
AERA斎藤美奈子の野中広務本の書評がマジメだった。斎藤美奈子の原点を見る思い。野中氏の出自は聞いたことがあったけど、総理にならなかったのは別に日本の摂関政治的スタイルのせいではなく、そういうことが主な理由だったのかなと思った。

8/27
お昼の番組のなかにし礼。室伏選手銀メダルどうですか、と聞かれて。「昔のオリンピックはねえ、強さ、速さ、美しさを競う、ってんで、男は全裸で競技してたんですよ。男の美しさを見せるためにね。ハンマー投げの彫刻とか、いっぱい残ってる。そういう意味ではねえ、室伏選手は美しいですよ」
 なかにし礼、なんともいけ好かないけど、この発言はナイス。誰も室伏のルックスに触れようとしない場でこういうことを言える人を私はえらいと思う。ルックスに触れることがタブーになる場ってあるんだ。選手の体がキレイ♪みたいなことばかり言って不謹慎だと言われている私。古代オリンピックの精神にのっとると、私の見方は正しいのだ!(でもシンクロは美しくない)
 「ニッポンがんばれ!」とも「感動をありがとう」とも私は絶対に思わないからな。そりゃ女子レスリング見て泣いたけどさ、感動がありがたいとは思わんなあ。

8/22
NHKスペシャル。光琳の紅白梅図屏風は金箔を使っているのではなく植物染料とわずかな金で金箔に「見せかけて」描いたものであることが発見されたらしい。研究者もびっくり。何百年も経ってから人を驚かすような仕掛けを仕組んでいた光琳がすごい。

8/17
サッカーアジア杯でボコボコにされた日本大使館公用車のニュースを見てうちの年寄り。「あれ誰がやったんや」 私「中国人」 「なんでや」 「サッカーで負けたから」 「サッカー?そら負けるもんもあれば勝つもんもあるがな」 「中国人は昔の恨みがあるから、やて」 「そうや。日本は大東亜戦争の時、中国人に無茶苦茶したんや。私が子供の時ようゆうた。♪出てくるチャンコロ皆々殺せ、出てくる支那人皆々殺せ♪』て」
 学歴も教養もない、本も新聞も読まない、もっと言うとまともに日本語も読めない人の言葉は重いね。

8/16
AERAのアンケート。「オリンピックには興味がない。でもこんな私は少数派だと思う」「アナウンサーの絶叫はやめてほしい。絶叫ではなく実況を望む」 絶叫をして盛り上げてほしい、タレントをどんどん出して盛り上げてほしい、なんて意見は皆無。じゃあどうしてあんなに有名タレントばかり出てるのか。テレビ局に聞くと、「ナカイ君が出てるのは、彼がスポーツに詳しいから」「シノハラノリカが出てるのは、先般の○○大会でも実況(?)をしていたので、スポーツに関してはエキスパートだから」というタワケな回答。真相に近いのは広告代理店のこの回答らしい。「テレビ局が有名タレントを出したがるのは、スポンサーに対して『こんな有名タレントが出ますよ。視聴率取れますよ』と説得するため」 すべては電○のたくらみなのね。やっぱ日本を影で牛耳るのは電○かあ。

 開会式にビョークが出るというので頑張って朝まで起きてたんだよね。もう、アナウンサー喋りすぎ!ビョークが歌う時くらいは静かにしてくれよ、と祈ったが空しく、「ポピュラー歌手のビョークさんです」「うわあ、布がどんどん広がっていますうう。日本選手団のところには、まだ届いていないようですううう」とうるさいうるさい。黙れ黙れと何度もテレビに向かって怒った。アートが理解できないこんな国。
 それにしても、なぜビョークなんだろう。ビョークはアイスランド人でギリシャとは何の関係もない。その上歌は英語だし。もしかしてオリンピックとナショナリズムを過剰に結びつけているのは、今や日本人だけ?

 と思ったら、前回シドニーではヴァンゲリスが、バルセロナでは坂本龍一がやってたらしい。ヴァンゲリス、ギリシャ人なのに・・・。

7/31
「世界で一つだけの花」を今日はじめてワンコーラス聞いた(テレビで槇原が歌ってた)。サビだけは聞いたことがあったけど、こんな歌詞だとはじめて知った。これが今の日本の国民的唱歌であると思うと感無量。こりゃ童謡だね。日本はそういう国だ。わかっちゃいるけどね。

7/28
週刊朝日のコラムで岩切徹という人が面白いことを書いていた。今回の選挙で自民党が負けたのは曽我ひとみさんのキスシーンのせいだと。拉致被害者家族帰還のの顛末は日本人の大好きな浪曲であり、その浪曲的ドラマのクライマックスである再会シーンをわざわざ選挙直前にぶつけてきたのに、曽我さんの熱烈キスシーンは図らずも浪曲を大きく逸脱してしまった。浪曲にキスシーンは出てきちゃイカンのだ。なぜそれが選挙敗北に繋がったかというと、全国の曽我さんと同年代の「一人寝」有権者女性達があのシーンを見てこう思ったからだという。「曽我さんってこんなに女だったんだ。私なんて何十年もご無沙汰のことを、あんなに堂々とやっちゃって・・・」

727
徹子の部屋に「誰も知らない」の監督と主演男優がご出演。カンヌ受賞のニュースの時から何か違和感があったのだけど、見ていてしみじみ思った。こんな子供に主演男優賞あげるのは間違ってんじゃないの?出演してた子供たちはほとんど素人らしく、「自然な演技」が売りだった。だったらそんな演技を写し取ることができた制作者のほうに賞を与えるべきなのでは(実際、監督は当地で「どうやって(こんな自然な演技を)撮ったんだ」と何度も聞かれたらしい)。もしこれが欧米の映画だったら、主演男優賞だっただろうか。審査員には日本好きのタランティーノがいたはず。これも一種のオリエンタリズムじゃないの?と思うのは考えすぎかしら。
 出演子供は男女ともいるのだけど、最年少は4歳の女の子。「女の子にはもう(自分が)女優さんだって意識があるみたいで」と監督が言っていたのが面白かった。「子供たちにカンヌの赤い絨毯を踏ませてやりたかった」といって小さい子供4人をカンヌに連れて行った監督。これが日本的情景であり、そんな情緒があったからこそきっとそんな映画が作れたんでしょう(黒柳徹子が「外国ははじめてだった?」と聞くと主演男優氏は首を振り、「ハワイ、オーストラリア、マレーシア・・・」と言ってたのに笑けたけど)。
 しかしあの映画のポスターはどうよ。まるでホモ映画。

7/22
「耳をすませば」の主人公に似てる、と18歳の女子に言われ、見てみることに。うーむ。似ているのだろうか。そういえば昔、ナウシカに髪型が似てると言われたことがある。もしや私ってジブリ系?いやもっと昔にはじゃりん子チエに似てると言われたこともあるのだ(私自身はどっちかといえばヒラメちゃん似だと思ってたので意外だった)。ウルトラマンに似てると言われたこともあるし。そういえばオタクの芸大生に「顔がアニメっぽいですね」と言われたことがあるぞ!まあいいか、クラリスでないだけよしとしよう。
 映画の方は、ひとことで言って「少女万歳」(いつものことだが)。どちらかというと風俗描写のほうに力が入ってて、昭和風俗の記録としては実写映画よりも資料価値があるかも。

7/8
「スパイダーマン」アニメにおける大学生活が謎。「試験前だから化学のノートを交換しましょ」というんだけど、なんでかマイクに向かって教科書の朗読を録音。それをCDに焼いて、「はい、これノート」とか言ってるし。その音声データの中に悪キャラの声が逆回転で入っていて、スパイダーマンはそれをMP3ファイルでパソコンにダウンロードし、逆回転にして敵の声を聞き出す、てなことをやっている。別にいいんだけど、アメリカの大学生はみんなこんなことしてるのか?ノートといえば自分の声を録音したCDなのか?
 どーでもいいが、英語副音声で見ようとすると激難しい。FYIって普通に会話で使うのだろうか…。

7/3
「ボウリング・フォー・コロンバイン」見た。マリリン・マンソンが出てきてびっくり。やっぱりすごく頭のよさそうな人で、さすがトレント・レズナーのもとダチ(似てる)。マイケル・ムーアと語り合う場面はこの映画で一番いい場面と思う。他には「十代は最低の時代だ」というのが一番の名文句かな。

7/1
大阪でも肩乗り猫の目撃証言が。やはりガタイのいいおっさんの肩に乗って町中を闊歩していたそう。

6/29
徹子の部屋。「在日イケメン教授姜尚中」というテレビ欄タイトルはどうなのか。しかし何度見ても、在日イメージアップ効果は絶大。つくづくいい男〜。
 「影があって歌がうまい」これで在日のかなりの部分を言い表していると思う。

6/26
今日、猫を肩に乗せて歩いている男を二人見た。京都河原町の雑踏でだよ!奇跡を見た気分だ。みんな驚いて振り返って見てた。「あれ、見て!見て!」と思い切り指を差すおばさんとか。引き返してついていったのは私だけだろうけど。一人は混雑するアーケードで、すごく太った斑猫を肩に乗せたおじさん(ついていったら、土産物屋の看板猫であることが判明)。もう一人は若い男で、こっちはややスリムなキジ猫を肩に乗せて、電機屋のエスカレータに乗っていった!(大丈夫なのか猫連れて電機屋に入っても)どっちも猫の落ち着きっぷりがすごかった。それを見て驚く人の慌てぶりも。数年前、八坂神社境内でも猫を肩に乗せて散歩(?)してる男性を見たことがある。猫は散歩する時、肩に乗る。しかも男!これが定石なのか。

6/24
また文春新書から出ている鄭大均の新刊をちょい立ち読み。前著「在日韓国人の終焉」ではとてもイラついたけど、今度は妙に好感を持ってしまった(かもしれない)。どういう意見であれ、はっきりものを言うのはいいことだ。立ち回り上手の曲芸師よりはずっといい。姜尚中は自分に酔いすぎ、というのはごもっともで笑った。

6/23
タモリ「おれ海が出てくる映画は全部見てるんだよ。だからこの『海猿』も見ると思うよ。これベタベタした恋愛はある?」「(出演女優)さっぱりしたのが…」「あ〜、恋愛あるのか。恋愛出てくんのは嫌なんだよなあ。でも海や船は大好きでね。一番困ったのが、『タイタニック』。結局ビデオで7倍速で見た。恋愛のシーンだけ7倍速」
 わかるなあ。私もよく恋愛のシーンだけ早送りするもん。映画には恋愛シーンがないといけないという不文律があるんだよな。いらないのに。

6/22
最終回はいまいちだった。まあ、あんなもんなんだろうけど。美少年の声がオッサンぽいことは解せない。

6/15
テレビアニメ版攻殻機動隊をここ4〜5回ほど見てる。皮肉なことに主人公の草薙が出てこない部分はとても面白い。昨日なんてタチコマの特攻シーンに泣いてしまったし。草薙、アニメ化しちゃって巨乳&露出であんまりカッコよくないんだもん。映画のビジュアルに揃えてほしかったよ。でもそれ以外は、かなり見るに耐える。ていうかレベル高い。
 アニメ版スパイダーマンも最近よく見てる。バカバカのアメリカンで楽しい。フルCGアニメだから動きが変で酔いそう。主人公、食い倒れ人形に似てるし。

6/1
鳥越俊太郎は今まで何百回となく筑紫哲也に間違えられたことがあり、筑紫哲也は数回しか鳥越俊太郎に間違えられたことがないらしい。なぜだ。職場で「筑紫哲也ならいいけど鳥越俊太郎はいやだ」と言うと、その場にいた女子達に「え〜どこが違うの?一緒に見える」と言われた。説明できなかった。

5/24
今日印象深かった言葉。蓮池薫さん「子供たちに言った。我々の待遇は良かったが、こうなった以上、帰っても同じような待遇は得られないだろう。だからとどまるしかないのだ、と(正確に覚えてないので大意)」複雑な状況の一端が垣間見えて興味深かった。横田めぐみさんの大人になった写真を見ても、決してやつれているようには見えない。人民一般(帰還した在日含む)と同じような状況にいるわけではないのだろう。
 しかしジェンキンスさんが日本に来る正当な理由がわからない。亡命した脱走兵だということが本当なら、日本に呼ぶ「タテマエの理由」は一体何?それよりも他の不明者の解明のほうが重要なんじゃないの?
 それにしても尊敬すべきは横田さんのご両親の態度。家族の中で一番立派だと思う。

5/21
朝日新聞に載っていた村上龍の顔マネがあんまり面白かったので、南伸坊「本人の人々」を見てみる。爆笑したのは安藤忠雄、猪瀬直樹、山崎拓、金正日、田岡俊次・・・。やっぱり顔の形が似てる人のほうが圧倒的に似るね。全然似てないけど面白いのがGackt。和泉元彌のお母さんは、亀井静香のほうが似てるかな。

5/16
図書館で予約しようとしたら数百人待ちと言われた桐野夏生「グロテスク」読む。恐い恐い。女の醜さをこんなにえぐり出すようなことようやるわ。しかし救いのある(というか笑えるというか)爽やかなラストがあるのが「OUT」とは違う。この人の小説ってば変態男が不可欠要素なのかしら。そしてその「変態男」とセックスしたら気持ちよくなる、というのも二作とも共通してるなあ。
 「こういう何も知らずに生きている人の鈍さをわたしは憎むのですから」
 『この世でどうして女だけがうまく生きられないのか、わからないわ』『簡単よ。妄想を持てないから』
 「身を売る女の理由はひとつ。この世への憎しみです」
 まあ、(ラスト以外は)悪意に満ちた小説といえる(誉めてるんだけど)。桐野夏生の読者が誰なのか、私はいまいちわからない。人は娯楽小説としてこれを読んでいるのか?でも数百人待ちなんだよね。
 とりあえず、「OUT」よりずっと面白かった。

5/14
週間読書人で斎藤美奈子と森達也が対談してた。森達也の新作小説が「妊娠小説」そのものらしい。「書く前にこれ(「妊娠小説」)を読んでいたら、意地でも変えていたのに」というくらいハマっているらしい。「でも自分が類型やってるとは思ってなかったでしょ」と斎藤。「まあそう自虐的にならないで。王道ってことだから」と慰められていた。斎藤美奈子も左翼の星として森達也に期待している様子。高校が一緒だったんだってさ(学年も一緒)。
 もし読んでいたら意地でも変えていた。「妊娠小説」はある意味文学の流れを変えた(かもしれない)名作といえる。

5/8
友達んちで仮面ライダークウガのビデオを見せてもらう。16話まで。めちゃめちゃ面白い!悪役も味わい深い。オダギリジョー今とイメージが全然違うね。オダジョーの相手役(?)に「真珠夫人」の直也さんが出てるのに笑う。

4/29
今日は天才萩尾望都特集。「ポーの一族」の執筆時期がコマ切れに飛んでる理由がよくわかった。また吸血鬼マンガを書きたくなったと言っていたけど、ちょうど今、山岸涼子がバレエマンガを描いているし、24年組はそういう時期なのかも。
 デビュー時は講談社だったらしい。「あなたの描くものは暗い」と8作ボツになったあと小学館へ。そのまま講談社だったら今の萩尾望都はなかったかも。
 「ストーリーができる時は、パーッと絨毯を広げるように、全部俯瞰できるんです」だと。ずっと昔にも萩尾望都はNHKテレビで、「エピソードをポンポンポンと風船みたいにいくつも飛ばして、それを最後にきゅっと束ねるのが快感なんです」と語っていた。「銀の三角」なんかまさにそんな感じ。天才。
 番組としては昨日のほうが面白かった。精神科医が出てきて少女の心理なんて分析しなくていい。

4/28
BSで一条ゆかりの特集番組を見た。「デザイナー」では新谷かおると弓月光と聖悠紀がメカ(車、ビル、オーディオ等)を描いていたという話に驚く。そりゃ上手いはずだ。山田五郎(多分80年代広告代理店的文化人の中で唯一好きな人)のコメントも最高。「『結局何もしてやれなかった・・・』って父親の台詞のところで全国の人がほんとに何もしてないよって突っ込んだと思うね。自分と同じ職業だけど(編集長)このイフって雑誌はダメだね」「おまえは亜美のかわりにはなれない、って言われたときの柾の顔!」「『デザイナー』には一条ゆかりのエッセンスが詰まってるんだよ。孤児、出生の秘密、近親相姦、交通事故・・・」「ラストは死ぬ」等々。
 子供心に一条ゆかりはあまり肌に合わなかった。でもこの長期に渡って第一線はほんとすごいね。

4/27
やたら評価の高い冲方丁は父方が韓国系らしい。写真を見たらなるほど顔つきもそんな感じ。子供の頃から海外のあちこちで暮らし、教育はアメリカ式(ネパールでアメリカンスクールに通ってたんだって)、人種は雑多な中で育ったと、殆ど理想的ともいえるコスモポリタン環境の出自。羨ましい。読んだことないけどタイトルのつけ方に才気を感じる。
 どうも日本はSFがうまく大人にならない土壌らしく、いつまで経ってもSFはジュブナイル中心で、しかも大人向け(?)SFよりもジュブナイルSFのほうが数段レベルが高いように見える。レムとかディックみたいな馥郁たる成熟を感じさせるSFって、日本には出てきそうにない。大人のSFファンも日本ものはジュブナイルを読むみたいだし。日本はやっぱ、よくも悪くも子供文化の国なんだろう。そのかわり子供文化のパワーはすごいけど。その点、押井守はやっぱ、変種だと思うなあ。押井守は子供文化じゃないもん。

4/26
AERA。斎藤美奈子の書評が先週・今週と良い。「筑摩書房の見識にかかわる問題」と、珍しく揶揄だけでなくわりと正面から批判してる。批判の標的は例によってオヤジ本、というあたりはさすがフェミニスト。小谷野敦の「もてない男」あたりがこの路線の発端だが、水準は下がるばかり、と的確なご指摘。

4/21
AERAによると、鷺沢萠は花嫁衣装で棺に収まっていたそうだ。なぜ?

4/18
2004年04月16日(金)のニュース
 「イラクの人々のために、危険を冒して、現地入りする市民がいることを日本は誇りに思うべきだ」「危険地域に入るリスクを誰も引き受けなくなれば、世界は前に進まなくなってしまう。彼らは自ら危険を引き受けているのです。ですから、私は日本の国民が進んで、良い目的のために身を呈したことをうれしく思います。」
 パウエルさんえらい!その通りだよ。あの人達が「皆さんご迷惑かけて申し訳ありませんでした」って謝る理由はひとつもないよ。何でこういうことを日本人は言えないのか。韓国人にもこういう「誇りに思う」という感覚は生きてるのに。パウエルさんみたいな器の政治家が日本に絶無、というのも問題だが。

4/17
「イノセンス」見た!いろいろあるだろうけど、私は満足したぞ。

4/15
 鷺沢萠が自殺。在日とゲイは自殺が多いというが依然そうなのか。トイレで首吊り、って、一体どんな気持ちで、と思うよ。

4/10
 ブックガイド。本の雑誌社「おすすめ文庫王国」読んだあとでリテレール別冊「いち押しガイド」読むと、やっぱちょっと気取った感じ。前者読んで、SFとかまた読みたくなった。

4/7
 マルグリット・ユルスナール「三島由紀夫あるいは空虚のヴィジョン」読む。勿体ぶったタイトルと文体だけど、内容は別に。著者自身の作品は素晴らしいと澁澤はいっている。
 田川建三「キリスト教思想への招待」本の内容というより、著者本人が面白い。1935年生まれのアツイ男。

4/2
 いかりや追悼特集「踊る大捜査線the movie」(1998)見る。(元)テレビドラマにあるまじき面白さ。私はかつてNHKしか見ない人をずっとやっていて、長い間ドラマというものを一切見ていないのだけど、このドラマだけは見たらよかったと思う。正月にはじめて特番で見たけど、パターンがあるのかな。大きな事件といくつかの小さな事件が同時進行で起こって、最後に収束する。元アイドル演じるところの精神異常者が一人出てきていいキャラを演じる(実際、全員いいキャラなんだけど)というような。正月番組では稲垣くんだったのが今日の映画ではキョンキョンが。ラストシーンはダサかったけど。全員はまり役。いかりやが父親に見えて仕方ない。
 そういや父親の命日が近いので教会に行け〜と母がうるさい。つむじ曲げられるので、この日曜は行くか。

3/27
 木蓮(コブシかも)と雪柳とスターフラワーが咲いてた。ゴールデンレトリバーがおじさんにマウンティングしてた。春なんです。

3/25
 ニュース23。筑紫哲也と鳥越俊太郎が並んでると、日本のおじさんってこんなに美しかったかしらって誤解するね。ここに姜尚中が加われば無敵。藤原帰一も加われば、美中年大集合だ!

3/24
 高樹のぶ子。「男は女より論理的とよく言うけど、逆だと思う。男のほうがずっと好き嫌いで動いてる」 言われてみたらその通りだわ。
 「やっぱり女はわからない」と男はよく言うけど、「やっぱり男はわからない」と言う女はいない。女が言うのは「やっぱり男は単純」であり「やっぱり男はバカ」なんだよね。

3/23
 いかりや長介の死因が父親と全く一緒で驚いた。そう言えば顔や体型も似てるし、何か類型があるのかも。

◆いかりや長介を襲った「原発不明がん」
 ドリフターズのリーダー・いかりや長介(72)の訃報は、中高年にはショックだった。死因となった「原発不明頚部リンパ節がん」とはどんな病気なのか。 頚部リンパ節は、首の左右の内頚静脈の周辺に無数にある。がんに侵されると、ここにしこりができ、大きさ2、3センチの「弾性硬」というゴムまり状のものになる。いかりやも昨年5月、首の腫れで入院し、がんと診断されていた。(biglobeニュース)

◆がんが発生した部位(原発巣)がごく小さかったり、診断が難しい部位にあるなど、がんが発生した臓器がわからない場合を原発不明がんという。頚部(首のまわり)のリンパ節が腫大する症状の場合を指す。いろいろながんの可能性があるため、外科療法、放射線療法や薬剤による治療が行われる。

3/17
 古本屋で、月読とスサノオのやおい本を見かけた。頭痛い。当然、月読受。

3/15
 マンガ売り場でおたくアメリカ人(たぶん。かなり訛りのある英語に聞こえた)3人組を見た。その内の一人(黒人)はレディコミ〜H系少女マンガのコーナーでじっくり立ち読みしてた。彼らにとっては日本はメッカなんだろうねきっと。

3/12
 噂真。浅田彰「ピアシングとかいっても中身は全然スキャンダラスじゃない、むしろ、そんな小説を父親に見てもらうほうが気持ち悪くない?」 ほんとにその通り。浅田彰は本質を見抜く目を持った人だと思う。もっといろいろ書いてほしい。

3/8
 コルトレーンはあんまり好きじゃないけど、my favorite thingsだけは好きだ。

3/5
 テレビで「たそがれ清兵衛」見たけどね、こんなあからさまなサラリーマン応援歌、ありか?まるでプロジェクトX。これでいいのか果たして。最後に殺される役で舞踏家の田中泯が出てて、これはかなりよかった。ここ見るだけでも見る価値あるかも(死ぬ直前に立ち上がれるか普通、といった疑問はあるけど)。相国寺でロケしてたらしい。
 ものごとが、みんなわかりやすくなる傾向にあるのかも。

3/3
 別冊宝島「クイーンを聴け!」伏見憲明の対談。「『ミュージック・ライフ』が思春期の頃のズリネタ。フレディとロバート・プラントには本当にお世話になった。ミック・ジャガーとスティーヴン・タイラーは(同じモッコリでも)そうでもない」 「股間に宿る自意識のあり方」が違うらしい。なんか、わかるね(わかるのか?)。
 フレディと三島由紀夫が似てる、というのは、確かにそうかもしれん。

3/1
premire押井守インタビュー。ジェームス・キャメロン曰く、映画はキャラクター−物語−世界観。この順番で満たしていく必要がある。僕は昔からキャラクターに興味がなかったし、それは今も変わらない、とのこと。普通アニメはキャラ優先だけど、押井は世界観優先(というより世界観のみ。キャラは借り物でOK)だからね。
 アニメのマニアでない押井がアニメをマニアックにし、ロリコンに一番怒っている(らしい。押井によると)宮崎駿がロリコンに拍車をかけた(しかしその、少女を聖域にしてしまうとこがすでにロリコン)。
 「『甲殻機動隊』のときも、アニメーターのほとんどは巨乳好きだから、ほっとくとどんどん胸が大きくなる。で、巨乳禁止令を出したくらいだった」 おたくじゃないんだよ、この人は。

2/20
 BSで「テルマ&ルイーズ」やってた。レズビアン&フェミニズム映画と言っていいであろう。粗筋だけ聞いた時点ではつまらなそうに感じるけど、実際見るとこの映画はいいんだよね。「屈折した日常から解放されていく中年女性」と聞いたらゲンナリするけど、実際にはそれに収まりきらないものがある。いい映画はいつもそう。
 結局は男たちに追いつめられて自殺するわけだからフェミニズム的には勝利とは言えないんだけど、このラストが何とも感動的で何度見ても泣く。明らかにハッピーエンドなのよね。テルマが「このまま行こう!(Let's just keep going!)」ってにっこり笑って言うところでもうダーッと…。
 こんな映画がアカデミー賞取るところがアメリカの深さだと思う(脚本賞だけど)。しかし音楽の使い方は安易でつまらない。くだらないアメリカンロックみたいなのばっかしだし(Van Morrisonもあったけど)。文字通りの「佳作」。佳い映画と思う。なにげにブラット・ピットが出てる。リドリー・スコットが監督だったとは知らなかった。道理でね。

2/17
 TV朝日で「李方子の生涯」みたいのやってたんだけど、関東大震災時の朝鮮人虐殺事件のことを、さらっと「朝鮮人が犠牲になった」とだけしか言わなかった。デマを流したのが誰だったのかまで触れなくていいけど、殺したのが民間の日本人であることも、六千人の朝鮮人が殺されたことにも全く触れず。なるほどこれが自虐的でない史観というわけか、と微苦笑。「犠牲になった」って何よいったい。日本人が殺したんだよ。それくらい言えよ。

2/11
 時間もないのに分厚い桐野夏生の「OUT」読む。昔読んだテリー・ホワイトの「トライアングル」をしきりに思い出した。女性の書くハードボイルドには共通するものがあるのかもしれない。似てる。視点の移動とか、犯罪者とそれを追う変態男の構図とか。ラストは全然違うけど。この本の欠点はラストだな。
 著者近影の写真と主人公の描写がよく似てるので読んでる間中ダブった。「少しの油断もない目つきと、現世の快楽を諦めた薄い唇、緩まない頬」とかね。

 ところで図書館で本を借りると、みんな小説が好きなんだなあと痛感する。この本なんてもうボロボロで、ページが取れかかっているのをあちこちテープで留めてある。小説以外の本はこんなに傷んでないからね。どうして人には物語が必要なんだろうって思うね。

1/22
 「ザ・カップ 夢のアンテナ」という映画を途中から見る。チベット仏教の坊主が山中の僧院でワールドカップを見る話、と聞いていたが、実際は坊主じゃなくて修行僧のガキが主人公だった。一目見て映像がベルトルッチ風、と思ったら、「ラストエンペラー」のプロデューサー(ジェレミー・トーマス)がプロデュースした映画らしい。監督はブータン在住のチベット仏教の高僧(!)。役者なしのオールロケ、僧院も坊主も本物、しかも実話、らしい。
 私は子供より大人のほうが好きだから、僧院長のおじいさんと先生との会話が特に味わい深かった。
「ワールドカップとは何じゃ」「二つの文明国がボールで争うのです」「ふーん。暴力は」「・・・すこし」「セックスは」「ご安心ください。皆無です」「ふーん、詳しいな」(ニカッ)「で、その戦争で何を得るのか」「カップ(茶碗)です」「ふーん、カップか(と言いつつ茶の入った茶碗を傾けて微笑む)。

1月16日
江戸時代の絵など見ると日本はつくづくマンガの国だなと思う。若冲が水木しげるなのは当然として、尾形光琳の「銹絵観鴎図角皿」なんてまるでしりあがり寿。光琳が絵師として身を立てたのは四十歳前後、若沖もそれくらい、葛飾北斎が富士の三十六景を出したのは七十過ぎ、歌川広重が有名な梅の絵を描いたのは最晩年の六十前後。
 今よりずっと寿命が短いはずの時代に、これほど年を取ってから人生最高峰の仕事ができるというのは。人生これくらいのテンポでいいんじゃなかろうか(今も昔もアーティストは長生き。そりゃ好きなことして生きてりゃね)。

1月15日
 噂の真相。「性差万別」で斎藤美奈子が三浦雅士を批判してた。
 まんだらけが黒字決算ではじめて配当が出たらしい。同人誌の売り上げが好調なせいだとか。時代の徒花だと思っていた同人誌、すっかり定着したのだね。

1月某日
年末から腸カタルと顔面アトピーで体調最悪。顔から絶えず浸出液が出る、顔がパンパンに腫れるので目が開ききらない、目がかすんで本が読みにくい、寝られない、醜い、人前に出られない、集中できないので仕事ができない、外に出られない、引きこもりたい、顔が引きつって表情筋が動かせない、動かそうとすると皮膚の表面が割れてリンパ液が染みだす、顔に触ると乾燥した皮膚がフケのようにパラパラ落ちる・・・。アトピーは障害だと思う。

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